INFO:
愛媛県大洲市を流れる肱川で8日、伝統の寒中水泳大会が行われ、50人あまりが初泳ぎを披露しました。

この寒中水泳大会は毎年、成人の日にあわせて行われていて、ことしは2歳から81歳までの54人が参加しました。
肱川の水温は正午の時点で7度と低く、参加者たちは恐る恐る水の中に入ると川の冷たさに叫び声を上げていました。
そして、1周およそ50メートルのコースを泳ぎ切ると、観客から大きな拍手が送られていました。
続いて、武芸の1つとしておよそ400年の歴史があり、県の無形文化財にも指定されている泳法の保存活動に取り組んでいるメンバーが川に入り、重いもので10キロほどあるかっちゅうやかぶとを身につけたまま泳いだり、水中で木刀を振りかざしたりして迫力ある技を披露しました。
最後に、愛媛大学や松山大学の学生が立ち泳ぎをしながら筆で「祝成人の日」と書き上げるパフォーマンスを見せ、新成人の門出を祝いました。
参加した小学2年の男子児童は「覚悟して川に入りましたが氷が全身にくっついているようで、とても寒かったです」と話していました。
来月、20歳を迎える男子学生は「気持ちよく泳げました。20歳になって行動する範囲も広がるので自覚を持って頑張りたいと思います」と話していました。

大洲 肱川伝統の寒中水泳大会|NHK 愛媛のニュース